中性子ダイアウェイ時間差分析法

JAWAS-Nについて

図1 JAWAS-N外観

当グループでは、これまでのJAWAS-Tを用いたFNDI法に関する研究成果をベースにして、人形峠環境技術センターで用いるウラン量非破壊測定装置[JAEA Active Waste Assay System - Ningyo (JAWAS-N)]の設計解析を行いました。この装置では製作コストの低減化を図っており、装置を取り囲む反射・遮蔽材としてコンクリートを使用しています。

JAWAS-Nの特徴としては次のことが挙げられます。

JAWAS-Nは2014年の完成後、実際のウラン廃棄物ドラム缶の測定を実施しています。JAWAS-Nの外観写真を図1に示します。2015年末時点で、約900本のウラン廃棄物ドラム缶の測定を完了しています。

プレス発表

  1. 平成26年5月2日  原子力施設の解体物などを詰めたドラム缶中に偏在するウランの総量を非破壊測定する技術を実証
  2. 平成28年6月24日 ウラン廃棄物を封入したドラム缶中のウラン量を定量する非破壊測定装置の実用化に成功 -保障措置用として査察(検認)活動へ運用開始-