元素分析技術の開発

大学や企業と共同で、微量元素分析法の開発を行っています。核構造研究で開発してきた多重ガンマ線検出法を、原子炉を用いた中性子放射化分析や、原子炉や加速器で得られる中性子ビームを用いた即発ガンマ線分析に適用し、高感度に微量元素分析を行うことを目指しています。

ANNRIを用いた飛行時間法による多重即発ガンマ線分析

J-PARC　物質・生命科学実験施設(MLF)のBL04ビームラインに設置したANNRIを用いた微量元素分析法（核種分析法）の開発および、それを用いた研究を行っています。

GEMINI-IIを用いた放射化分析

タンデム加速器施設に設置したGEMINI-IIを用いて、微量元素放射化分析を行っています。この装置を用いて多重ガンマ線線検出による微量分析法の開発を進めてきました。ここで培われた原理・技術が多重ガンマ線検出装置MPGAを用いた微量元素分析装置の開発に生かされています。

MPGAを用いた多重即発ガンマ線分析

JRR-3冷中性子ビームライン(C2-3-2)に設置したMPGAを用いた、微量元素分析の開発および、それを用いた研究を行っています。